ご注文を頂き、夫婦スープカップをのんびりぼっこ広場の陶芸工房で作りました。
夫婦茶碗や、夫婦湯呑みは作った事ありましたが、夫婦スープカップは初です!
ご希望は・・・、
のんびりぼっこ広場の陶芸工房で多く作る、赤を使っている器を気に入って下さっている方だったので赤を入れる
元々作ってあった、ボーダー模様のマグカップを見て、白を基調に、赤を入れてボーダー模様
とのことだったので、こんな感じに焼きあがりました。
のんびりぼっこ広場の陶芸工房では、注文制作のご依頼も受け付けています。
こんなちょっとしたご希望から、引き出物のご注文など色々ご相談ください。
陶器つながりで・・・。
先日、来店されたお客様がこんなお話をされていました。
「以前、他のお店で購入したカップを初めて使ったその時に、ひび割れがたくさん入ってしまい、色もついてしまったんです」
これは、【貫入 かんにゅう】と言って、釉と素地の収縮率の差により、
焼成後の冷却時に生じた釉のひび模様のことで、割れる時のひびや傷とは異なります。
貫入は、乾いた状態ですぐに分かるものもありますが、水に濡れるとより分かりやすくなるので、
購入時に気がつかずに、初めて使う時にひびが入ったのでは!?ビックリされてしまうようです。
通常の陶器は、素地の上に釉薬を施釉してから、釉薬の種類により違いますが1200度から1300度という高温で焼かれます。
その際釉薬は溶けてガラスのような層となって陶器の上を覆います。
焼かれた後に陶器自体の温度が下がっていきますが、その時の収縮度が陶器本体の素地と釉薬との間で違い、それが細かいひび(貫入)となってあらわれます。
窯から焼きあがった陶器を出すときは、ピンピンと音を立てて貫入が入っていきます。
まるで、あちらこちらで雨粒が落ちている感じです♪
使う土と釉薬の種類によって、貫入の大小があるので、大きく貫入が入っている物がひびと間違われる方が多いようです。
貫入に料理や飲み物が浸み込み、それで色がついていきます。
その変化を楽しむのも陶器のひとつの魅力となっていますが、気になる方は貫入の小さい物や少ない物もありますので、お買い求めの際にお聞き下さい。
使い勝手や好みの色、見た目のデザインの他に、貫入の入り具合も陶器選びのポイントに加えてみてくださいね。
また違った表情が見えてくるのではないでしょうか♪