奈良白鳳時代に中国よりもたらされた脱活乾漆造技法は、銅像や木彫像に比べて、写実的な様式にふさわしい技法として積極的に学ばられ、奈良時代の仏像や高僧の像に乾漆のものがたくさん有ります。
乾漆は麻布を貼り重ねて器胎を作り、漆で仕上げたもので、現在の強化プラッスチックが、合成樹脂とグラスファイバーを重ね貼りしているのと同じです。
しかし、紫外線い弱いプラスチックと違って、乾漆は1300年以上の耐久性を証明しています。
私の乾漆花器はこの技術を応用したものです。
麻布で作りますので、デザインは自由になります。私は、他の素材ではなく、なぜ乾漆で作ったのかの疑問に応えられる物をと思っていますが、なかなか侭成りません。